司法書士による公正証書遺言作成サポートと費用
自分が亡くなると、相続人同士で遺産分割協議をして相続の手続きが行われますが
遺言書を残しておくことで、亡くなった後は遺言書の効力が優先される為
自分が考える相続を実現したり、遺産分割協議における相続人間の争いを事前に防ぐことができます。
遺言書は、大きく分けて、自分の手で書く「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」に分かれますが
「公正証書遺言」は、公証人役場で証人2人以上の立ち合いの元に公正証書として遺言書を作成する方法です。
法律的にきちんと整理された内容の遺言を作成する為、
形式不備で無効になることはありませんし
すみやかに相続手続きを開始することができます。
また、遺言書原本は公証人役場で保管するので、遺言が発見されないリスクを避けられ
偽造変造の恐れもなく、紛失する恐れもありません。
公正証書遺言の手続きの流れは、通常、下記のような手順で行われます。
ご自身で公証役場に連絡をして、
公証人に直接、遺言書作成の依頼をしていただいてもかまいませんが
司法書士などに遺言書作成の補助を依頼することもできます。
当事務所にご依頼いただいた場合、①~⑤まで全てサポート致します。
まずは、誰にどの財産をいくら渡すのか、おおまかな遺言内容を決めておきます。
公証役場に連絡をして公証人へ遺言の相談及び遺言書作成依頼をします。
遺言書の原案は、誰にどの財産を相続させるのかを考えて作成します。
もし、遺言書の原案の作り方が分からない方は、司法書士等、専門家にご相談されることをお勧めします。
必要書類を公証人に提出します。
必要書類については公正証書遺言の必要書類と証人、費用解説をご参照下さい。
公証人は、提出された書類に基づき、公正証書遺言を作成し、遺言者に提示します。遺言者が修正したい箇所がある場合、修正します。
作成する際、証人が2名必要となります。証人になるには条件が必要です。
証人になれない方は公正証書遺言の必要書類と証人、費用解説をご参照下さい。
証人は司法書士が立ち合うこともできますので、証人の選定にお困りの際は、当事務所にご相談下さい。
公正証書遺言が確定したら、公証役場に行く日時を決めます。
遺言者本人が公証役場に行くことができない場合は
別途出張費用がかかりますが
公証人が遺言者のご自宅や病院等に出張して、公正証書遺言を作成する日時を確定します。
公証役場及び遺言者のご自宅や病院等で公正証書遺言を作成します。
当日は、予め準備していた公正証書遺言を公証人が遺言書と証人2名の前で、遺言書を読み上げます。
閲覧をして、遺言の内容に間違いが無ければ、遺言者及び証人2名それぞれが、公正証書遺言の原本に署名、捺印します。
遺言者は実印での捺印が必要で、公証人が印鑑証明書と遺言書の印影が一致するかを確認をして
公正証書遺言に署名捺印したら、公正証書は完成です。
完成した遺言書の正本と謄本を受け取り、公証人手数料は、この時に現金でお支払いします。
公正証書遺言には、具体的に遺言事項はどういったことを遺言できるのかは下記の通りです。
①後見人の指定
②後見監督人の指定
③相続分の指定又はその指定の委託
④遺産分割方法の指定または指定の委託
⑤遺産分割の禁止(但し、5年を限度とする)
⑥遺産分割による共同相続人相互の担保責任の指定
⑦遺言執行者の指定又は指定の委託
⑧遺贈の減殺方法についての指定
※生前行為によってもすることのできる事項
⑨認知
⑩相続人廃除の請求及び廃除の取り消し請求
⑪特別受益者の相続分の指定
⑫財団法人の設立における寄付行為
⑬信託法上の信託の設定
公正証書遺言を作成する際にかかる費用です
①公証人の手数料
公正証書遺言を作成する際の費用(手数料)は 法により決められていて、全国どこの公証役場でも同じです
200万円まで7,000円
500万円まで11,000円
1,000万円まで17,000円
3,000万円まで23,000円
5,000万円まで29,000円
1億円まで43,000円
手数料は相続人や受遺者ごとに受け取る財産の額を算定して、合計した額になります
不動産については、固定資産納税通知書の評価額を基準に評価します
②戸籍謄本、印鑑証明書、住民票の手数料 ③郵送費 ④司法書士に依頼する場合、司法書士費用
当事務所にご依頼いただいた場合の司法書士費用です。
遺言書作成サポートをご依頼いただいた場合の司法書士費用はお電話にてお問合せ下さい。
公正証書遺言の無料相談、ご依頼までの流れ
- STEP1 無料相談のお問合せ
- まずはご相談したい日時をご予約下さい
土日祝日や平日の夜のご相談にも対応致しますので、お気軽にお電話下さい
TEL025-201-8402
(受付時間 平日8:30~19:00)
- STEP2 無料相談
- ご予約いただいた日時に事務所にご来所、
又はご自宅等お客様のご都合に合わせて
司法書士が親切丁寧にご相談に対応させていただきます
初回のみ60分、無料にて相談を行っております
※ご相談される際に、なくてもご相談は可能ですが、もしあればご持参下さい。
財産目録、名寄帳、戸籍、印鑑証明書、住民票
- STEP3 お見積り、ご依頼いただくかどうかのご検討
- 初回のみご相談だけで解決すれば相談料はいただきません
ご相談いただいて解決しない場合は、
ご相談の内容に応じて、お見積りを提示しておりますので
費用も含めて正式にご依頼するかどうかをご検討下さい
- STEP4 ご依頼
- 正式にご依頼いただくことになった場合は
ご本人確認の為に
運転免許証等の身分証明のコピーをいただきますので
あらかじめご了承下さい。
また、事前に費用のお支払いをお願いしております
ご相談は司法書士が親切丁寧に
ご対応させて頂きます
今回は、公正証書遺言の具体的な手続きの流れや費用について説明しました。
自分で手続きをすることもできますが、事前の準備や公証人とのやり取りなど
手間と時間がかかります。
当事務所にご依頼いただいた場合は、
相続の専門家である司法書士が遺言書の原案のご相談にのり、
必要書類から当日の証人2名の準備までを全てサポート致します。
新潟で司法書士をお探しの方は、是非、司法書士法人りゅうと事務所にお任せ下さい!
司法書士法人りゅうと事務所
TEL:0120-164-109
(受付時間:平日8:30~19:30)
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